名刺の写真を撮ると、LPが1枚できるようにした(だれでもLP)
2026-07-21
交流会で名刺を渡す。相手は帰り道にスマホで屋号を検索する。何も出てこない。——ここで切れている縁は、たぶん本人が思っているより多い。
一方で、名刺には事業の要点がぜんぶ詰まっている。屋号、名前、肩書き、連絡先、住所、キャッチコピー。よく見るとブランドカラーとロゴまで載っている。LPの材料は、財布の中にもう入っているわけだ。
だったら名刺の写真を撮るだけでLPになればいい。そういう機能を「だれでもLP」に追加した。
何ができるようになったか
流れはこれだけ。
- 名刺の写真を撮る(またはアップロード)
- AIが読み取って、入力フォームに内容が自動で入る
- 気になるところを直して「AIで生成する」を押す
- LPが1枚できる
テンプレートを選ぶ工程も飛ばせるようにした。トップの「名刺・ホームページから作る」から入ると、写真を選ぶところから始まる。スマホだけで完結する。
実際にやってみた
言葉で説明するより実物を見てもらったほうが早い。デモ用に架空の整体院の名刺を用意した(実在しない店・人物・連絡先です)。
これを読み込ませると、フォームにこう入る。
屋号・名前・肩書き・事業内容が拾えている。名刺の上部に書いた「肩こり・腰痛の根本改善」というキャッチコピーは、そのまま事業内容として認識された。ロゴも検出されて、「LPに使いますか?」と確認してくる。勝手には使わない。
このまま生成すると、こうなった。
見てほしいのは2点。
- 名刺の住所「高円寺北0-0-0 高円寺駅 徒歩5分」から、「高円寺駅徒歩5分」という導線の文言が自動で入ったこと。地域ビジネスのLPで一番大事な情報が、書いた覚えのないところに収まっている。
- 名刺の緑がLPの配色に反映されていること。文字情報だけでなく、ブランドカラー・雰囲気・書体の傾向も読み取って生成に渡している。
ここまでで、名刺の撮影から1〜2分。できたLPはそのまま編集画面で直せるので、メニューや料金のブロックを足していけばそのまま公開まで行ける。
名刺の画像はどうなるのか
名刺は個人情報のかたまりなので、扱いは先に書いておく。
- 名刺の写真そのものは保存していない。読み取りに使ったらそのまま捨てる。
- 保存されるのは、検出されたロゴ・顔写真のうち「使う」を自分で選んだ画像だけ。「使わない」を選べば何も残らない。
- 読み取りは名刺以外の画像(風景写真など)を渡すと断られる。
「AIに名刺を読ませる」と聞いて身構える人がいるのは分かっているので、残さない設計にした。
使いどころ
- 名刺は配っているが、検索されても何も出てこない人。個人事業主、副業、開業したての店。
- SNSのプロフィールに貼るURLがない人。リンク先が予約フォーム直行しかない、というケースも含む。
- 交流会のあと、相手に検索される前に受け皿を用意しておきたい人。できたLPのQRコードを次の名刺に刷る、という順番でもいい。
「ホームページを作らなきゃとは思っている。でも何を載せればいいか分からない」という人ほど向いている。載せる内容を考える作業を、名刺がすでに終わらせているからだ。
正直な話
読み取りの精度は名刺のレイアウト次第で、変わったデザインだと肩書きと屋号を取り違えることもある。だから読み取り結果は直接フォームに入れて、直してから生成する前提の設計にしてある。全自動で公開までは行かない。そこは人が見たほうがいい。
生成AIの処理は、混んでいる時間帯にエラーが出ることがある。少し待って再試行すれば通る。あと、凝ったデザインの作り込みに向かないのは前の記事に書いたとおりで、この機能でも変わらない。
まとめ
- 名刺の写真1枚で、LPの下書きから生成まで行けるようになった
- 文字だけでなく、色・ロゴ・キャッチコピーまで名刺から引き継ぐ
- 名刺画像は保存しない。使う画像は自分で選ぶ
- 無料プランの範囲で試せる
だれでもLP自体の説明(料金・機能・他ツールとの比較)は紹介記事にまとめてある。